no.5 輝く自分へと変わる

あなたがもし恐怖をうまく克服したとすれば、明るい未来が
待っています。
少し未来を想像してみましょう。

ケース1
学校の教室にて。
休み時間になりました。
ちょうど気にしている(好意を持っている)異性が
他のクラスメイトと離れ、一人でいます。

(内気克服前)
「どうせ自分なんか、話しかけても嫌われるに決まっている」
と絶望して何もしない。
「何か話さないと。会話のきっかけがないとアピールもできない」
と胸の鼓動が高まるときもあるが、空回りに終わる。

(内気克服後)
それまでの学校の授業や、別の生徒との会話で聞いていた
情報を手がかりにして会話の糸口をつかむ。
「○○さん(相手の名前)、昨日の宿題できた?」
など、無難な話題を選んで小さく勇気を出してみる。

ケース2
あなたは就職活動を始めました。
企業に行きスーツを着た状態で、採用面接を受けます。

(内気克服前)
「魅力的な自分であろう」とがんばる。
笑顔を大切にして、明るく振る舞い、相手の目を見て
一生懸命自分を演じようとする。

(内気克服後)
下手に自分を飾らない。
「本当の自分を見せよう」と意識する。
自分の全力を出し切り、「これで(面接に)落とされたなら
受け入れるだけのこと」と気持ちを切り替える。

ケース3
学校から家に帰ってくる。昨日徹夜したのでとても眠い。
そんなとき友人から電話がかかってくる。
「ねえ、これから買い物に行かない?」
と誘われる。しかしあなたは疲れていてあまり行く気がしない。

(克服前)
「うーん、どうしようか」と悩みながら返事をする。
「ねえ、行こうよ」と相手は誘ってくる。
断ろうという考えが頭に浮かぶ。でも
「断ったら嫌われるんじゃないかな」
という考えが頭をよぎる。
そして断り切れず最終的に了承してしまう。
友達と買い物をしながら考える。
「まあ、ちょうどボールペンが欲しかったから、まあいいか」
と自分を正当化する。
でも「やっぱり家で休んでいれば良かった」
と後悔の気持ちも心の中にある。

(克服後)
間髪いれずに、こう答える。
「あっ、ごめん。昨日徹夜して眠いから今日は行かない」
「ちょっとでいいから行こうよ、お願い」
と頼まれても胸を張り、自信を持って答える。
「悪いけど、ほんと疲れているからやめとくよ。」
罪悪感は感じない。なぜなら自分が楽しめる状態では
ないことを知っているから。
電話を切ったあと、なんの迷いもなくゆっくり休む。

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